2013-08-30

僕がブログやTwitterを始めた当初、僕は自分のプロフィールに自分の学歴やら経歴やらを載せていた。

経歴(得に学歴)だけはいっちょまえな僕である。知人友人のよいしょもあって予期せぬほど読者は急激に増えた。僕みたいな変な人間が日本語で何か書いているのは比較的珍しかったからだろう。正直有頂天になっていたと思う。

しかし一年程過ぎたころ、自分の素性を一切出さずに文章な内容だけで勝負するほうがよいのではないかという考えを友人から聞いた。実際彼はブログ開設から今日までの間、略歴に経歴や学歴を大々的に載せた事は無い。記事内で必要な時だけ自分の過去に触れるだけだ。実際彼は文章がかなりうまく構成も面白いので読者は着実に増えた。実力勝負が身を結んだと言える。

僕が自分の詳細な経歴をサイトから消してもう2年ほどにもなる。しかし今は思う。たとえ姑息でも読んでもらえなければ文章など意味は無いんじゃないかと。読んでもらうためには恥知らずなことでもするべきなんじゃないかと。

もしそうなら文章とは独立した「自分自身」を客寄せパンダとして使い、晒すこと自体は悪では無いのではないかと思う。重要なのは自分を安売りして何を成すかだろう。

それなりに偉そうなことを書くならそれ相応な偉そうな経歴を晒すことは必要悪なんじゃないかと今の僕は思う。

以前は社名は絶対に出さなかった。今度は出そう。確実に火の粉は降るだろう。覚悟は出来てないが待っていたらいつまでも待つことになる。

この考えは将来また変わるかもしれない。けど今は潔癖を捨ててまた沼地を行こうと思う。

略歴