2013-12-03

なんだかいつもこんな内容の記事を書いている気がしますが、今日もことばについてです。

以前ちょっと書いたと思うんですが、僕は現在MBAに在学しています。生徒の3割ほどは留学生で、東洋人はその半分くらいでしょうか。で思ったんですが、東洋から来てる人のほうが間違いなくドメの学生より地頭はいいし、キャリアもすごいですね。年齢も平均してドメ学生より5-6くらい上です。

ただ僕自身日本語で経験していることなんですが、第二言語を使うと考えの半分も出ないみたいですね。ぼくが日本語を使うと英語の6-7割しか出ないので、日本から来てるクラスメイトが英語を使うと正直1-3割くらいしか考えが出ない印象です。特にとっさに0.3秒で考えを言わないといけない場合とかあるんですが、そういう場面は特にきついっぽいですね。逆に時間をかけて文章を書けるとまだマシになる印象。

まあこれはしゃーないんですが、これ実はドメの僕らがすごく損してるんですよね。。。

MBAはクラスメイトから学ぶことが非常に多いのは周知のとおりですが、その中でも一番能力と経験がある人口が自分の能力を発揮できないのは誰にとっても得になってないです[1]。授業中の発言なんてみんな似たりよったりなのでどうでもいいんですが、コーヒー飲みながらのふとした会話とかで自分たちの経験やものごとに対する考えをちょろっと話し始めるのをきっかけに仲がよくなったり、「おっ」と思わせられる一言から思わぬ気づきがあったりとかするので、この現状はみんなが損してるなーと思います。

僕が学部で得た一番のものは友人関係と彼らからの学業外の学びなので、そういうランダムなつながりとかきっかけが減る要因っていうのは好ましくないですね。まあどうにもならないことなのかもしれないですが。

最悪なのはバイリンガルでもないとこの事実に気づきづらいことですね。けどまあそれでも滲み出るものはあるようで、実際僕らのクラスで一番頭いいのは日本人のあいつではないかという意見が少なくとも東洋系英語圏の人間(アメリカ・カナダ出身者)の間では定説になりつつあります。実際僕も同意です。

けど9月には自分の考えを英語で表現することが全くもってできなかった日本人の学友が12月には結構考え方を表現できるようになってるのを見ると希望のようなものを感じます。いやー相変わらず偉そうですね、僕(笑)。

[1]競争が減るのでAがとりやすくなるとかはまああるでしょうが。