2013-12-04

「学校」って特殊な空間ですよね。会社と違って一緒に何かやらないといけないわけですし、道端の大通りの人の集まりとももちろん全然違う。別に知り合いにならなくてもいいし、話さなくてもいいんですが、ちょっと掘ってみると誰からでも何か学ぶことがあって、自分がちょっとかわる、そんなところです。

それに毎日顔を突き合わせてしがらみにがんじがらめにされながら一緒に何かしなくてもいいので、何かと楽です。失敗してもすべて何もかもテンポラリーです(日本語で何ていうのかわからないのでもうテキトーに横文字を使っていくことにします。書くのがストレスフルなブログとかやってられん!)。誰かに変なこと言ってもちょっと2週間ほど顔を合わせないようにしておけばすべて風に流されて情景のように消えていく世界です。ちょっとなに言ってるかわからないですね、ハイ。

とまあ勢いに任せて書いている節はあるどころか全開MAXなのですが、学校ってどの世界も「クラスタ」ってできますよね。強制な部分が少ないと分裂するんですよ、人間。分裂しないほうが学べると念頭に置いているMBA生も別れまくっていて滑稽です。問題提起は留学生側からもドメ学生側からもされるんですが、みんな忙しいのであまりどうにもならないです。だって似た人間といるほうが楽ですもん。しゃーないです。

日本だと人気グループだとか非モテグループだとかがよく漫画とかに乗ってますが、単に仲がいい集まりという区切りにするとそういうプチソサエティっていっぱいあったと思います。んで日本の大学だと留学生ってそんなに多くないと思うんですが、こっちだと学校によっては3割が留学生だったりします。

学部はさすがにこんなにいませんでしたが、でも人種とか文化的背景なんかで分かれていくんですよね。かくいう僕も社会文化的背景はちょっと保守的寄りな白人ソサエティのものなので、学部の仲間も7割くらいそんな感じでした。んで、東洋系アメリカ人は自分たち同士でつるむし、黒人は黒人同士でつるむし、「あの中国人留学生グループ中国語を大声でしゃべっててうるせー」ってなったりもします。

さてこの「しゃべっててうるせー」ですが、たとえうるさくなくてもじつはちょっと問題なのです。このブログは日本語が読める人向けに書かれているので、日本留学生が4・5人ほど集まって授業後に日本語で話しているとしましょう。全員日本人なんだし、英語をわざわざ使う必要なんてないですよね。けどその傍を白人のにーちゃんZ君が通ります。東洋人留学生のA君やBさんが母国語で生き生きと談笑している。自分でも気づいてないかもしれませんが、Z君は多分ちょっとだけ「ああ彼らは自分たちでいるのがいいんだろうな。」と感じるでしょう。もしCさんに言いたいことがあったなら、また次の機会でいいか、と思ってそのまま次の授業に行くかもしれません。近寄り難いと感じ、知らず知らずのうちに距離を置くようになるかもしれません。いずれにせよ、Z君が阻害感を感じるのはほぼ間違いないです。

ちなみにこの疎外感、僕が何度も中国系留学生に対して感じたことのあるものなので間違いないと思います。ただでさえ留学生とドメ学生って混ざりにくいと思うのですが、キャンパス内で母国語を使うと状況は悪化するばかりなのでできる限り控えよう。。。じゃなくってマジで使用頻度0%を目指してくださいホントまじで。自分自身の英語力とかそういうの抜きで、ふつーに孤立しますので。