2014-01-08

USの技術者向け就労ビザといえばH1Bだ。このH1B、どの分野の人間にとっても面倒くさいプロセスなのだが、プログラマにとっては特に嫌なものになっている。というのも、このビザの取得には専門分野の学位がほぼ必要不可欠なのだ。

この学位取得の要件は、プログラマ意外ならそこまで負担にならない。他の専門分野だと、スキル習得の過程で高価な設備が必要になることが多く、学位の無い人間のスキルが高いこと自体、非常にレアだからだ。僕自身半導体関係が専門だったが、これを自分のリソースで使い物になるまで勉強するのは、正直無理だったと思う。バイオ関係なら専用のチェンバーやら薬品やらが必要だし、機械関係も、何千万円もする装置や、実験用ロボットが必要だったりする。なのでUS政府が学位を必要条件に並べているのは、効率のいい足切りなのだろう。

しかし数多い技術専門職のなかで、プログラマだけが、このような高価な設備を必要とせずスキルを身につけれると言っても過言ではない。以前はプログラミングをするための設備も高価なものだったが、最近だと数万円程度で必要なものは全て揃う。@lambdaliceさんなんかは、RAMが512MBしかないマシンでコードを書いている。

速度はそこまで気になりませんが、やはりRAMの少なさが痛いです。ChromeでTweetDeckを開きながら他のタブでブラウジングすると落ちます。
高階アリス:つらぽよ Advent Calendar 2013 Final - 僕のマシン

(読んでて泣きたくなってくるけど。。。)

学ぶための情報も、インターネッツの海に溢れている。学校に行かずとも能力を培うことは、ほかの技術分野に比べるとはるかに容易だ。

コンピューター・サイエンスの学位を持たない、素晴らしいエンジニアは世界中にいる。しかし彼らがUSで働きたいと思うとき、このH1Bの悪習が立ちはだかる。ソフトウェア開発者の需要が今ほど高まったことは無いが、アメリカのイミグレーション機関が、近いうちにこの方針を改訂することはまず無いだろう。高卒のRubyコミッタよりも、IBMインドでクソコードを量産するような人が優遇される現状が、この先も続くのだろう。

なので、このつぶやきは正しいと言わざるを得ない。

卒論がんばってください。 (`・ω・´)