2014-01-06


Source: 惚れさせ155

日米共通の問題として、「ワーカホリック信仰」がある。働くことは良い事で、休むことは働く事に比べると良くないという考えだ。そのせいで休むことに罪悪感を感じることは、どちらの国でもあることで、大企業もベンチャーも例外ではない。

AmicusというYCombinatorに出資を受けているスタートアップの創業者であるSeth Bannonはこう呼びかけている。

Professional runners take long breaks between marathons. They make no excuses for this, and no one judges them for it, because everyone knows that rest and recuperation is an essential part of being a pro athlete. The same is true for entrepreneurs (and everyone, really). Preventing burnout is part of your job. Staying well rested is part of your job. Sleep and exercise help, but occasional extended breaks are essential too, and their benefits on creativity, productivity, and happiness are well documented.

It’s time we stopped making excuses for rest and relaxation. Doing so is not only bad for you, but sends the wrong message to the rest of your team. So next time you’re planning a vacation, announce it with pride.

プロのランナーは、マラソンとマラソンの間に長い休暇を取る。言い訳などしないし、他の人も変に思ったりしない。プロのアスリート達にとって、休養は必要不可欠なものだと皆知っているからだ。これは起業家にとっても(そして誰にとっても)真理だ。疲労で燃え尽きるのを防ぐのも私たちの仕事の内だ。よく休むことも私たちの仕事の内だ。睡眠や運動は助けになるが、たまに長期休暇を取る事もまた必要だ。長期休暇が創造性、生産性、そして幸福度に与える恩恵はすでによく研究されている。

私たちはもう、休み、リラックスすることに対して、言い訳をすることをやめるべきだ。言い訳をするのは自分に悪影響を及ぼすだけでなく、チーム全員に間違ったメッセージを送ることになる。だから次に休暇を取るときは、誇りを持って宣言して欲しい。

Seth Bannon: Vacations are for the Weak

僕はしばらく働きません!(ドヤァ)

2014-01-02

さて2014年はニートとして迎えることになりました。ニートとして新年を迎えるのは、2010年以来初めて。人生で二回目です。ありがたい事に、この三年でアメリカのテック業界は景気も良くなり、僕自身も三年前よりは多少経験も自信もあるので、あまり心配はしていません。結構お気楽です。

今は15年ぶりくらいに目指すものが無くなり、とても清々しい気分です。目指すものがある事って、大体はいいことだと思うのですが、それに集中するあまり、それ以外のこと時間が割けなくなるんですよね。例えば中・高は大学のために頑張っていたし、修士後はMBAという目標のためにいろいろやってました。ふとやりたいことや作りたいものができても、プライオリティが低いので疎かになりがちです。ガン無視する場合だってあります。

僕もこの15年くらい、目標のためにいろんなことを諦めて来たと思います。誰だって多かれ少なかれそういうトレードオフに悩んで来たと思います。友人達を見ると、仕事の為に読書を放り投げた者や、放り出すのが嫌になって退職した者など、様々です。

去年もちょっとニートしてましたが、あの期間は学校に行く事が決まっていたこともあり、今とはちょっと違う心境でしたね。具体的には、「学校まであとNヶ月しかないから、その間に遊んで、あとMBAの準備と勉強もやっておこう」的な考えでした。時間はあっても、メンタル面は自由じゃないんですよね。

目標が無いって、裏を返せば興味のあることは負い目無くやってみることができる、特権のようなものだと思います。なので2014年は興味あることを打算無しでガンガンやっていきたいですね。

変わったこと

生きていく上で、自分にとって一番大事なことを明確に知っていることって大事だと思います。価値観とも言うのかもしれません。子供と家族のためのお金儲けかもしれないですし、趣味に没頭することかもしれません。

僕は正直、中学校くらいからは世間と社会の価値観とプライオリティに目を眩ませてしまい、何が自分にとって大事なのか、よく分かっていなかったと思います。なまじ優等生だったのが良くなかったですね。院生時代から定期的に、「コレジャナイ感」を感じて寝れない夜を過ごしても、ねじ伏せてそのままレール的人生を進んでました。よくわからん理由で漠然と、エンジニアやってMBA行ってコンサルて転向するようなレールに10年くらい乗り降りしながら進んでました。

けど去年車に跳ねられて死にかけてからというものの、ちょっとずつ自分の欲望に正直になってきたと思います。心の声とでもいいましょうか。誰だって自分の人生が有限であることなんて分かってますが、自分の終わりがリアリティを持つのは自分が病気か事故で死にかけるか、親しい友人や親族を若くして無くした後くらいだと思います。引用されまくってて使うのがげんなりするジョブスのスピーチですが、彼も、病気になって初めて時間の大切さを実感できたと言っています。僕が死にかけて得たことは、今まで頭の中では分かっていたけど実行できなかったことに、一歩踏み出すための勇気が出来たことです。

一番大事なこと

僕の人生で一番大切なものは友人と、彼らと過ごせる時間だと思っています。なので、友人の大半が結婚していくであろうこの先5年間は、彼らと過ごす時間を最大限に持つことが僕の人生で一番大事なことです。三十代半ばにもなれば彼らは家庭を持ち、簡単に会うこともできなくなるでしょう。

これはプライベートに限らず、職場でもそうです。なので、一緒に時間を過ごしたい同僚がいるところ意外は、行くつもりは無いです。

自分にとって何が一番大事なのかを、何十年も気づけない人なんていっぱいいます。たとえ気づいても、世間の目や生活のために妥協する人はもっといるでしょう。自分のプライオリティが何かを知っている時点で、僕はとてもラッキーです。なのでこの幸運を損ねることなく生きていきたいです。

来月日本に滞在するのもこれが理由です。友達やネットで一緒にバカやってくれてる人たちとうまいもんでも食おうと思ってます。

仕事

焦って再就職する予定は無いのですが、まあ流石に「上半期くらいには決めないといけないだろうな」くらいには考えてます。役割にあまりこだわらず、チームの仲間で決めます。仕事で仮面を被るのはもう疲れたので、プライベートの自分の顔をそのまま会社に持って行けることが最低条件ですね。なので多分どっか小さいところに行くんだろうな、と思います。

文章

自分の時間と頭のリソースの使い方を、キャリア最効率化のために費やすことはもうやめることにしたので、日本語のブログもうちょっと書くようにしたいです。ここ二年ほどは、この先10年はアメリカでのキャリアに注力するだろうと思い、極力日本語のインプットもアウトプットも減らしていたのですが、MBAを辞めて、キャリア志向をドブに放り投げたので、その必要もなくなりました。

偉そうなこととか、大層なことはあまり言わず、気ままに書いていきたいですね。

ポッドキャスト

英語のポッドキャストの編集時間をもうちょっとどうにかしないといけないです。大体収録してからリリースまで1ヶ月とかラグがあるので最悪です。ニートなんだから数日後にはリリースするようにしたい。。。

日本語のポッドキャストやったら、多分英語のより需要あるんだろうなと思いつつも、僕の日本語が壊滅的に下手なので現実的ではないですね。文章も稚拙ですが、喋りは更にひどいものです。相方はそんなことは無いので、誰か他の人と組んでもらったら面白いかもしれない。

趣味

今までの趣味は、自転車、重量上げ、ゴルフ、などだったのですが、事故と手首の腱鞘炎を考えるとなにか新しいことを見つけないといけないなと思ってます。

今のところ最有力候補はチェスか水泳かなあ。

プロダクト

ひとつ作りたいプロダクトがあるので、10年ぶりに真面目にコードを書くことになりそうです。gkbr。

2014-01-01

カリフォルニアもようやく2014年です。明けましておめでとうございます。

2013年はタイトルの通り、色々な事を始め、色々な事を辞めました。

始めたこと

  • 七月に、ポッドキャストを始めました。テーマは特に無いですが、テックの人文脈側の話題が多いですね。MC(?)の二人が理系の皮を被った文系だからかも[1]。英語ですが興味あればどうぞ。更新頻度が低いのは、一重に僕の編集スピードが遅いからです。毎週更新する人たち、すごいです。

  • 八月に、日本のOSS系プログラマーをインタビューするサイト、jHackers.netを始めました。これも英語です。インタビューそのものは、相手の負担が低いように日本語で行ってます。そのかわり、これも更新頻度がやばいです。当初は質問リストを投げて、文章を返してもらうスタイルでしたが、会話形式のほうがその人の個性が出ることが分かったので、録音したインタビューを英訳して書き起こしてます。来年はこれをもうちょっと頑張りたい。友人に、「サイト名、Code Ninjasにしたほうがバズるぜ!」と言われたけど、ちょっとインタビューさせてもらってる人に失礼かなと思い、ボツにしました。バランスって難しい。日本のエンジニアの方、英語勉強用にいかがでしょうか。

  • 九月にMBAに入学しました。志望動機はプロダクトの方向性を決めるための市場分析や方針決定の定石などを学ぶためです。数字ベースのマーケティング先攻のつもりです。

辞めたこと

  • 三月に仕事辞めました。2年2ヶ月の間、技術マーケティングとソフトウェアPMをやらせてもらいました。上司は一長一短でしたが仲間は素晴らしく、今でも月一くらいで会います。色々と学べたのはありがたかったので御の字です。ハードウェアからソフトウェアへ、そしてエンジニアからマネジメント側に動く機会が得られたのは振り返ってみるとかなりラッキーだったと思います。

  • 四月に人生を辞めそうになりました。自殺とかではなく、自転車に乗ってたら車に80kmで跳ねられました。人生で一番痛かったですね(笑)。サイドミラーでなく直撃だったら即死だったので、色々人生観変わりました。9月には、アマゾンの初代CFOが同じ道跳ねられて死亡しました。跳ねられた時よりも、このニュースを読んだ時の方が10倍ぞっとしました。いずれ詳しく書こうと思います。医療ヘリで病院に搬送されたのはいい思い出。

  • 十二月にMBAを辞めました。色々と理由はあるのですが、校風が合わなかったこと、授業内容が楽すぎたこと、そして僕の場合は働いていた方が学ぶことが多いと気づいたことが主な理由です。あくまでも僕の場合なので、MBAそのものが無駄とは思いません。得られるものは多いです。ただ、何を得たいのかはハッキリさせておく必要があります。三ヶ月の間に、二年間で得られたであろう友人関係の八割は築いたと思うので、ROIは高かったです。LAは日本食がうまいです。あとLAのシンフォニーはレベル高いです。一番の収穫は友人、二番目の収穫は教授陣と仲良くなったことでした。この学校もとても良い学校なのですが、正直学部の母校がいかに素晴らしいところか実感しました。今まで愛校心などほとんどなかったのに、来年のリユニオンには行きたくなりました(笑)。

2014年に向けて

とりあえずはしばらくはニートですね。前もこんなこと言った気がしますが、気のせいでしょう。

二月に東京に一ヶ月ほど遊びに行くので、ツイッターなどで交流ある方は是非うまいもの食べに行きましょう。予定ナッシングなので交流会とか参加したいので誘ってもらえると嬉しいです。



[1] ペーパー上は学部と修士で二人合わせて数学、コンピューターサイエンス、電子工学、材料工学を先攻したはずなんですけどねえ。



2013-12-31

アメリカも早くも大晦日。というわけでみんなの流れに乗って、今年読んだ本のまとめです。ニート期間中はかなり読めたけど学生に戻ってからは全く読めなかったのが反省点。

総53冊。英語が34冊、日本語が19冊。その内、ラノベが9冊。100冊行けるかと思ったけど後半に大失速。

ノンフィクションが15冊、フィクションが38冊。人生で一番フィクションを読んだ年だった。来年は数を落としてもいいからCatch22などの長いフィクションを読むようにしたい。

  1. Republic Lost - Lawrence Lessig
    著名法学部教授で活動家のレシッグ教授によるアメリカの「政治と金」の本。題材はアメリカの企業と政府ですが、結構世界中で当てはまるんじゃないかな。

  2. iWoz和訳) - Steve Wozniak
    ウォズの自伝。二人のスティーブの内ではこの人のほうが断然好きです。

  3. The Giver和訳) - Lois Lowry:
    六年生の時に課題に出た本だけど、大学の応募資料の「一番好きな本」の項目に書いたほど印象に残った本。ライトSF。15年後に読んでも良作だった。

  4. Fixing the Game - Roger L. Martin
    アメリカの金融システムがいかに壊れてるか。まあこういう本いっぱい出てるけど、アメフトのNFLから解を得てるのはこの本くらいだろう。けど具体的は解決へのアプローチを示さないところがレシッグ教授との大きな違い。

  5. パーフェクト・ブルー - 宮部みゆき
    登場人物がやさしい人達だったのを覚えてる。

  6. The Bonfire of the Vanities和訳) - Tom Wolfe
    80年代のNYで一人の金融スターが事件に巻き込まれて堕ちていく様を描いたストーリー。原文は描写がヤバい。本当にNYの光と闇を見ているように錯覚する。

  7. トリニティ・ブラッド - 吉田直
    トライガンを連想させられた。いたって普通な昼行灯ヒーロー系ラノベ。

  8. What Money Can't Buy和訳)- Michael Sandel
    物事を金換算するとそのものの本質自体が変わってしまうことを説いた本。例えば友達をただで空港まで車で送っていくのは全然構わないけど、「$10あげるから」といわれると途端にいやになったり。「世の中金じゃねえんだよ!」とよく言うけど、そのとおりみたい。

  9. A Farewell to Arms和訳) - Ernest Hemingway
    言わずとも、な名作。読んでて心が痛くなった。

  10. 半分の月がのぼる空 (2ー8) - 橋本紡
    さすがにこういう青臭い思春期ものを読むには年を取りすぎたかなと思ったり。

  11. ヴェイスの盲点 - 野尻方介
    こういう硬派なSFもいいね。

  12. 博士が愛した数式 - 小川洋子
    登場人物がみな心やさしくて読んでてほのぼのした。

  13. 龍は眠る - 宮部みゆき
    この時期は宮部みゆきに明らかにハマってた(笑)。疲れずに読めるのが吉。

  14. 夜行観覧車 - 港かなえ
    友人に勧められて読んだ本。人間の汚さと闇が怖い。リアル過ぎるでしょう、これ。

  15. 死をどう生きたか - 日野原重明
    Aaron Swartzの自殺をしてからは自分の生について考えることが多くなったので手にとってみた。医療用語とキリスト教用語の嵐なのでカジュアルに読むにはつらかった。

  16. 火車 - 宮部みゆき
    今リボ払いがちょっと問題になってるけど、そのずっと前の消費者金融問題を題材にしたミステリー。やはりこの人の本は読みやすい。

  17. ディバイデッド・フロント - 高瀬 彼方
    王道的なボーイ・ミーツ・ガール、アクションラノベ。文章も展開もありきたり過ぎてげんなり。

  18. Lester Land - Lawrence Lessig
    Republic, Lostの続編的な本。前作より短く、ご近所さんにすすめやすくなっている。ちなみに同タイトルのTEDトークは100万再生以上されている。

  19. The Perdators' Ball (和訳)- Connie Bruck
    ジャンクボンド界の王だったMichael Milkenを追った本。ジャーナリズムとしてはすごいけどストーリー性がちょっと低いのが難。金融史を知る上では避けては通れない本。

  20. The Will to Lead - Marvin Bower
    現在のマッキンゼーを作ったバウアー氏が唱えた経営論。モラルと責任感、プロフェッショナリズムに溢れた人物。

  21. 君にしか聞こえない - 乙一
    独特な作風がかなり好き。というか好きな作家の一人。

  22. 幻色江戸ごよみ - 宮部みゆき
    時代劇テイストとライトミステリー。

  23. 初ものがたり - 宮部みゆき
    上記同。

  24. Fahrenheit 451和訳) - Ray Bradbury:
    SF名作。高校の課題だったが当時は80pくらいしか読まなかった。焦りとパニックの描写が逸材。

  25. Free as in Freedom - Sam Williams:
    フリーソフトウェアの発案者でFSFの創設者、言わずとしれた、ひげおじさんストールマンの伝記。

  26. The Cathedral and the Bazaar和訳) - Eric Raymond
    OSS界隈に片足を突っ込むようになったので読んでみた。なぜOSSは優れているか、なぜこの開発スタイルが成功したかなどがかかれている。

  27. Gathering Blue和訳) - Lois Lowry
    The Giverの続編。前作には敵わない。ちなみに読みやすいので英語勉強用には向いてるかも。

  28. The Messenger - Lois Lowry
    The Giver三部作の三作目。上記参照。

  29. Deadeye Dick和訳) - Kurt Vonnegut
    有名へんてこSF作家である著者。毎作毎作珍妙な話のなかに「おっ」とするフレーズを混ぜ込めるのがすごい。

  30. Bluebeard和訳)- Kurt Vonnegut
    正直内容覚えていない。

  31. South of the Border, West of the Sun原作) - Haruki Murakami
    去年原作を読んだので今度は英訳版。非常にいい英訳で、作者のスタイルを維持しているけど、いくつか主人公が言いそうにないフレーズがあったので90点。

  32. The Time Machine和訳) - H.G. Wells
    19世紀に書かれたとは思えないSF。

  33. The HP Way和訳) - David Packard
    HP創設者によるHPの思想と歴史の本。最初は2次大戦用の軍事テクノロジー開発が主な活動だった(これはどのSVの会社を同じ)。現在のHPの迷走っぷりが分かる。

  34. Sirens of Titan和訳) - Kurt Vonnegut
    個人的には著者の作品で一番好きな本。

  35. The Dog Stars - Peter Heller
    核戦争後の世紀末な環境で真人間でパイロットの主人公が飼い犬と銃マニアなクレイジーな仲間と生きていく話。The Incomparableというギークポッドキャストの面々が勧めていたので読んだのだが、非常によかった。

  36. The Great Big Beautiful Tomorrow - Cory Doctorow
    内容覚えてない。

  37. The Road和訳)- Cormac McCarthy
    今まで読んだ中で一番救いようが無く、悲惨で、壮絶に書かれた、死んで行く世界の中で生き永らえようとする父子の話。読んだら落ち込むこと必至。同じくThe Incomparable推奨。

  38. The Rook - Daniel O'Malley
    007とアメコミスーパーヒーローものを組み合わせたような小説。爽快。またもThe Incomparable推奨。

  39. Flow My Tears, The Policeman Said和訳)- Philip K. Dick
    SFの王道。読んだこと無かったので。表現力な構成が素晴らしい。

  40. Do Androids Dream of Electric Sheep?和訳)- Philip K. Dick
    同上。

  41. Daisy Miller和訳) - Henry James
    友人がHenry Jamesのファンだというので読んでみた短篇小説。19世紀の上流階級の話なので、日本で言うなら漫画の「エマ」的な設定。(この話は確かイギリス人の男とやんちゃなアメリカ人の少女の話だったと思う)

  42. From the Dust Returned和訳) - Ray Bradbury
    SFで知られるBradburyが書いた吸血鬼一族の話。

  43. The Billionaire Who Wasn't - Conor O'Clery
    4000億円相当を稼ぎ、既にそのほぼ全てを寄付したビジネスマンの伝記。

  44. Twilight of the Elites - Christopher Hayes
    アメリカのエリートの超競争志向良くないよ、と自身もエリートである著者が諭す本。今年読んだ本の中で最も心に残った本の一つ。

  45. The Three Stigmata of Palmer Eldritch - Philip K. Dick
    またもPKDによるSF。かなりイミフな内容だった

  46. Democracy Despite Itself - Daniel Oppenheimer
    僕の教授(行動心理学者)の著書。アメリカの民主主義はぶっ壊れたシステムのはずなのに、なぜ意外と良く機能するのかを心理学の観点から書いた本。ストーリー性よりサイエンス重視な構成。

  47. Team Geek和訳) - Brian Fitzpatrick & Ben Collins-Sussman
    エンジニアのチームワークの本。エンジニアでなくとも技術チームのいる組織に属しているなら読んで損は無いと思う。

2013-12-09

残念ながらR18的内容ではございません。ご期待に添えず申し訳ない(笑)。

さてタイトルだけど、やっぱり一番いいアイデアを思いつくのはシャワーを浴びてる時と寝ようとして布団の中でうつらうつらとしている時だなと思う。去年あたりに書いた気もするけど視聴覚的に外界からのインプットが無いのは普段と違うところに思考が漂うのを手助けしてくれると思う。自分外からの刺激もいいんだけどいつもそればっかりだと発想も一辺倒になる。なのでこの二つは結構物事を深く考えたいときには重宝している。

「寝すぎ?いや違う!考えてるだけ!」と言い張れるボーナスも漏れなく付いてきてお得!

けどこの二か所、基本的にアイデアを書き記しにくいのが難点。アイデアとか妄想とかって頭の中から吹っ飛ぶスピードが半端ない。特に外と頭を遮断してたわけだからそれを辞めたらほんと一分以内になに考えてたかわからなくなる。なので最近は枕元にタブレットかスマホか何かを置いて空想にふけることにしている。前はノートとペンだったんだけどこれだと電気をつけないときついのでバックライトのある液晶だとワンクッション省けていい感じ。[1] シャワーはあんまりいい解決策はないんだけど、本当にいい閃きがあったら即座に飛び出てどうにかして書き示す。

実は昨晩寝れないなかで作りたいものを思いついたので記念と自分への教訓としてこの習慣を続けたいと思う。

けどガチで考えてると全くもって寝付けないので事前に運動でもしておかないといけないかも?(笑)




[1]暗闇の中で書けないことも無いけど、かなりの確率で翌日何書いたのか解読できない。